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あたらしい教科書11「民芸」 [民藝]


民芸

民芸

あたらしい教科書シリーズの最新刊は「民芸」でした!

柳宗悦らによる民藝運動は誕生して80年経つようです。
80年も前なのに民芸運動の考え方は今なお新鮮。
民藝運動や民芸ブームを知らない世代にとっても、
とても惹かれるものがあるように思います。
ぼく自身も惹かれているひとりです。

一方、80年経つなかで、
民藝の一般的なイメージが作られて、
民藝が生まれた当時に比べて狭義に受け取られているのも
また事実のようです。

この教科書は
民藝を知らない人には
民藝という新たな視点を提供するとともに、
民藝を知っている人にも
一般的なイメージにこだわらず
現代的な視点で民藝の意味を考えるきっかけをくれる
教科書となっています。

あたらしい教科書シリーズらしく
肩の凝らないのになかなか深い内容となっています。
いろいろと発見がありました。

 http://www.petit.org/

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柳宗悦と民芸運動

柳宗悦と民芸運動

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 思文閣出版
  • 発売日: 2005/03
  • メディア: 単行本

より本格的な教科書では、こちらがおもしろかったです。
民藝や柳宗悦の一般的なイメージを超える
現代的な読み直しを試みた14名の執筆者による論文集です。
いろいろと新たな視点を提供してくれます。


「バーナード・リーチ展」@白樺文学館 [民藝]

民藝運動の柳宗悦がかつて住んだ
千葉県我孫子市の手賀沼を臨む高台で
バーナード・リーチは窯を築き陶芸家生活を開始しました。

そんなバーナード・リーチゆかりの地で
「バーナード・リーチ展」が開催中です。

開催場所となる白樺文学館は比較的小さな美術館ですが、
かつてバーナード・リーチが住んだ場所で
彼の陶芸やエッチングなどの作品をみるのは
なかなかいいものです。

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白樺文学館の近くには、
バーナード・リーチの碑があります。
 http://blog.so-net.ne.jp/mckeee/2005-01-23-4
また、旧柳宗悦邸「三樹荘」もすぐそばですので、
お立ち寄りいただければと思います。

旧柳邸は「三樹荘」という名のように3本の大きな木のある邸宅でしたが、
3本の木を含め多くの樹木が現存していました。
現在はすっかり住宅街となってしまった環境の中で、
遠くから見てもそこだけいっぱいの木に囲まれ、
当時の雰囲気をしのばせます。

柳宗悦も属した「白樺派」の志賀直哉や武者小路実篤の旧邸跡も
近くにあります。

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「バーナード・リーチ展」@白樺文学館
2006 9/23-2007 3/31
白樺文学館 http://www.shirakaba.ne.jp/
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先日のNHK日曜美術館の岸田劉生特集で
岸田劉生の静物画に描かれた陶器が
バーナード・リーチ作だと紹介されていました。

07年2月現在、
東京国立近代美術館では岸田劉生による
バーナード・リーチ像が展示されています。
 http://bunka.nii.ac.jp/SearchDetail.do?heritageId=76846


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庭と彫刻的空間 「重森三玲の庭」展 [日本美術]

少し前に「重森三玲の庭」展を観に行った後、
確か岡本太郎が日本の中世の庭を褒めていたなと思って、
最近、岡本太郎の「日本の伝統」を読みました。

岡本太郎は予定調和的でこじんまりした芸術を嫌い、
縄文土器の持つ調和を超えた緊張感を賞賛しましたが、
中世の庭も岩、樹木、砂、苔などが、
調和を超えた緊張感ある空間を作り出しており、
その点に岡本太郎も惹かれたのだと思います。

彫刻が何かを模すだけでなく、
その周りにオーラのような彫刻的な空間を
意識してつくるようになったのは
アルプやムーア、ブランクーシなど20世紀になってからだと思いますが、
中世の庭の作り出す空間は
20世紀彫刻の作り出した彫刻的空間を先取りしていたように見えます。

庭に惹かれて庭にこだわった芸術家にイサム・ノグチがいます。
彫刻家である彼が多くの庭園を手がけているのは、
どちらも緊張感のある彫刻的空間づくりという点で、
共通項があったからなんだと思います。

イサム・ノグチのユネスコでの仕事で色々指導したのが重森三玲。
「重森三玲の庭」展で重森三玲の仕事をいろいろ見ましたが、
緊張感ある空間作りに圧倒されそうな気がしました。

でも、本物の庭を見にいかないと。
彫刻的空間という観点でも見直してみたいです。

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「重森三玲の庭」@松下電工 汐留ミュージアム
2006 10/7-12/10
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日本の伝統

日本の伝統


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森永篤史さんのポット [やきもの]

森永篤史さんのポットです。

以前、紹介した鉢と同じ色あい。
 http://blog.so-net.ne.jp/mckeee/2006-10-26
取っ手には親指がしっくりくる工夫があります。


国立新美術館開館記念展 「20世紀美術探訪」 [20世紀美術(海外)]

国立新美術館の開館記念展。
「20世紀美術探訪 -アーティストたちの三つの冒険物語」
というタイトルからはあまり内容が見えてこないのですが、
500点以上の作品で20世紀美術を辿る展覧会です。

キーワードはさまざまな「物」と美術の関係。

自分なりに大雑把にまとめると、
第1部では「物」の存在論や認識論、さらに「物」と人の関係に絡めて、
静物画、キュビズム、シュルレアリスム、もの派、ミニマル・アート、ランド・アート、、、
などなどが展示されていました。

第2部では「物」の価値論や意味論、さらに「物」と社会の関係に絡めて、
レディメイド、ダダ、構成主義、ロシア・アヴァンギャルド、バウハウス、民藝、
ネオ・ダダ、ヌーヴォー・レアリスム、フルクサス、ポップアート、コンセプチュアル・アート、、、
などなどが展示されていました。

第3部では、現代アーティストによる作品が展示されています。

あまりにも作品数も種類も多岐にわたっていて、
個々の作品の関連性をすべて理解することは難しいのですが、
国立新美術館の広大な1Fフロアの半分以上を埋め尽くす
大きな美術の流れの中に身を置いてみると
各々の興味に応じて、それなりに発見がありそうです。

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個人的には民藝に興味があるので、
民藝の展示の仕方が面白いと思いました。

会場では
日用品を芸術にしてしまったデュシャンのレディメイドと
消費社会での量産品を芸術にしてしまったポップ・アートの間に
日用品に美を発見した民藝が展示されていました。

通常、民藝を海外の運動と結びつける場合、
モリスのアーツ・アンド・クラフツ運動がまず挙げられますが、
今回のように20世紀美術の流れで捉えるのは面白いと思いました。

民藝のエリア脇に展示されていたバウハウスやロシア・アヴァンギャルド
などとの関連性を考えるのも面白く感じます。
工業化社会の中で消えていくものに美を見つけた民藝ですが、
工業化社会に新しい美を見つけたバウハウスやロシア・アヴァンギャルドにも
いくつか共通項があるような気がします。

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「20世紀美術探訪 -アーティストたちの三つの冒険物語」
@国立新美術館
2007 1/21-3/19
http://www.nact.jp/exhibition_special/2006/opening.html


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黒川紀章設計 国立新美術館 [建築]

国立新美術館に行ってきました。
建物の設計は黒川紀章さん。
ウェーブしたガラスのファザードが目を引きます。
以前行った名古屋市美術館や埼玉県立近代美術館にも
同じようなファザードがありましたが、
 http://blog.so-net.ne.jp/mckeee/2005-07-29-1
太陽光を100%遮るそうです。

新国立美術館のシンボルマークロゴは佐藤可士和さん。
ミュージアムショップはCIBONEが担当。
いろいろと惹かれるものが売っていて楽しめました。

国立新美術館 http://www.nact.jp/index.html

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開館を記念して「黒川紀章展」が開催中。
入場無料。
メタボリズム、共生、リサイクルエコロジー、生態系、、、、
黒川さんを語るキーワード満載です。

展示室への入場口には「EXPO'70 東芝IHI館」の
テトラユニット模型が飾られていました。
本物のテトラユニットを見たい方は
名古屋市美術館の脇に一つポツンと置かれています。
 http://blog.so-net.ne.jp/mckeee/2005-04-08

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「黒川紀章展」@国立新美術館
2007 1/21-3/19
http://www.nact.jp/exhibition_special/2006/kurokawa/index.html


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